出前講座
2020年12月9日(水)開邦高等学校2020.12.17
同校出身で2018年度参加者の杉野乃彩さん、19年度参加者の城間尚さん、新城舞羽さん、山川嬉嬉さんに登壇いただきトークショーの形式で実施しました。
山川嬉嬉さん
\様々な生き方!国際協力に繋がる/
フィリピンでのシャワーやトイレ事情を紹介。整備されていない数々のトイレを比べ「行く場所によってトイレの性格がある!行ってみないとどんなトイレかわからない。衝撃的であったし楽しかった。」と振り返った。
元々は医者を志望していたききさん。スモーキンマウンテン(ゴミ山)の問題をみて、医者じゃなくても命を救う事ができるんだと知り、この事業をきっかけに自分の選択を変えたと話す。
この事業では途上国の現状を見るだけでなく、派遣に同乗してくれている方々のいろんな人に会えた。様々な生き方やキャリア選択についてもよく知れた、自分の持っているもので国際協力できると気づけたことが一番良かった。「私も将来は、貧困に関わる仕事、沖縄と途上国を繋ぐ仕事につきたい」と強調した。
新城舞羽さん
\国際協力のイメージが変わった/
国際協力で重要なものを振り返り「上から目線で私たちが何かをしてあげようではなく、一緒に頑張っていこうっていう姿勢が重要だと知った。」と訴えた。国際協力の在り方以外にも沖縄の課題との繋がりや共通点、その技術の協力についても視察で学んだ事を詳しく話した。
授業で学んだ貧困地域の家族についてのイメージも一転、その村にはもっと温かいものがあったと話した。
「国際協力を学ぶことも大事だけど、いろんなグループの中から学ぶことが大事。」「一緒にいったメンバーとの関わりが自分の成長につながった!自分を見つめ直すこと、成長させることができた。」
と事業中の出会いから起きた自身の成長についても言及した。
城間尚さん
\視野が広がる体験/
世界遺産でもある観光都市ホイアン市の視察について話をした。特にごみ問題では衝撃を受けたと現地の事情を詳しく伝えた。
文化交流のために現地に三線などを持ち込んでいったが、子どもたちが目を輝かせたのは、折り紙であった。
日本の子どもたちだと折り紙をやろうといってもそんなに喜ばないと思うが、ベトナムの子たちは楽しそうに一緒になって遊んでくれた。
それが返って驚きだったと話し、様々なものがコミュニケーションの一助になると気づいたという。
自分は国際協力にすごく興味があったわけではないが、視野を広げる機会となった。まず行ってみて体験することが重要だと後輩たちに訴えた。
杉野乃彩さん
\この夏は、わたしの財産となった/
ラオスはフランスの植民地でもあった為、首都ビエンチャンでの食事はとても美味しかったと紹介した。それに比べ、地方(ホームステイ先)での食事は、川魚がドンと出てきてその差を食事からも見ることができたそう。
そのホームステイ先では、はじめのうちこそ言葉でのコミュニケーションが取れなかったが、三日も過ごしていると身振り手振りで何を言っているか分かり伝えることが出来た。とエピソードを述べた。
医者になりたくて医療をテーマにしたラオス派遣に挑戦した乃彩さん、現地で産婦人科を訪ねた際に、何時間もかけて遠くから妊婦さんが検診に訪れる現状を見た。「離れた地域に住む女性の力になる産婦人科医を目指すきっかけになった。」という。


