レポート

参加者レポート < ラオス >

吃驚仰天!小禄高校3年屋冨祖花の見た”貧富の差”

投稿者: 屋富祖 花
「発展途上国で学んだこと」

私はこの夏「おきなわ国際協力人材育成事業」の一環として、発展途上国であるラオスへ派遣された。「発展途上国」、そう聞いて貴方は何を思い浮かべるだろうか。私は、食べ物が無く、身につける洋服や建物はボロボロ、心に余裕は無く、人々は日々幸せな暮らしを求めて生きているのだと思っていた。しかし、私が最初に見たラオスはそれを大きく変えた。

 730日の真夜中にラオスへ到着し、首都ビエンチャンにあるホテルへバスで移動していた。その時に何気なく外の景色を見ていた時、私はとても驚いた。窓から見える景色の中には、大きなビルや商店が立ち並び、人々が身にまとっている衣服は日本の衣服のように柄が入っていてとても可愛かった。私達が乗っているバスとすれ違う車はどれも綺麗で、街にいる人達は皆、活気に溢れていて楽しそうだったのだ。「想像していた発展途上国とは違う。ここって本当に発展途上国なのかな」と思った。

 派遣されてから四日目の夜、私達はビエンチャンで毎日開催されているナイトマーケットという、色々な物が売られているお祭り会場のような所へ行った。そこの雰囲気はとても賑やかで、人が沢山行き交いし、私もその陽気な雰囲気の中買い物を楽しんでいた。色々なお店を見て回り、可愛い洋服を見つけた私は店員さんに会計を頼もうとした。その時、私の腕に誰かがツンツンと合図してきたのだ。後ろを振り返ると、そこにはまだ十歳にもならない少年が私に手を差し出し「マネープリーズ」と言ってきたのだ。私は驚いた。すぐにお金を渡してあげたかったが、ガイトさんから「お金や物は絶対に渡さないで」と言われていたため、それは出来なかった。私は「ごめんね」とも言えずに目をそらし、その子のことを無視するしかなかった。別のお店でも、両足の無いおばあさんが物乞いをしていた。車椅子に乗っている人や腕のない人、赤ちゃんを抱き物乞いをするお母さんもいた。私が研修中に聞いた言葉「貧富の差」、その言葉が今目の前に映し出されていた。最初に見たラオスの幸せな光景の裏側が見えたと思った。

 私はその時ようやく気が付いたのだ。初めての海外研修で国際協力について多くの事を学んでいる自分に酔いしれていた事を。最初から見えているはずの景色が私には見えていなかったのだ。私はとても恥ずかしくなり、目の前の出来事に対して何も出来ていない自分に落胆した。それと同時にもっと視野を広げ、色々な角度から物事を捉えようと決意した。その日から私は今まで以上に積極的に研修へ参加し、ラオスや発展途上国について多角的な意見を持つようにした。すると、一見良い面が多いような事も一度異なる視点で見てみると、様々な問題点が浮かび上がり、一つの小さな問題が、深く考えていくと大きな問題に繋がっている事が分かった。また一つ大事な事も学んだ。それは、発展途上国を他の国の物差しで見ないことである。自分の国の基準で、「これはこうだ、あれはこうした方がいい」と考えを押し付けてもそれが本当にその国の幸せに繋がるかは分からない。故に、一度その国の全てを受け入れる事が大事なのだ。それが真の国際交流・国際協力に繋がるのだ。

 私が見てきたラオス、それは貧富の差や衛生の面でまだ問題が残るが、人々は幸せを見つけながら生きていた。彼らには、日本では薄れてきている家族の大きな愛や、地域の強い繋がりがある。これは、ラオスがこれから成長していく上で一番大切にしてほしいと思う。そして、私はこれを学べた事で将来の目標である青年海外協力隊参加に向けて大きな一歩を踏み出せたと思っている。

 最後に、最初ホームステイを予定していたアッタプー県にある崩壊したダム支援の為に、私達は今、募金活動や横断幕の作成を計画している。このようにできることを継続し、新たな国際協力へ、そしてこの世界で生きている全ての人が笑顔で幸せな暮らしが送れる未来へと繋げていきたい。


まさに「タマサート!」那覇国際高校2年赤嶺優実が訪れたナー村とは

投稿者: oicYOUTHs 管理者

「世界に目を向ける


沖縄県立那覇国際高等学校 2 赤嶺

 

 今年の夏、私は11日間ラオスに短期留学に行きました。この事業は国際協力をテーマに沖縄の高校生を発展途上国へ派遣し、未来の国際人を担う若者を育成する事業でした。私がこの事業に参加しようと思った理由は、海外に行って自分の視野を広げたいという思いがあったのと、将来医療の場面国際協力をしたいという夢があったからです。無事選抜に合格し、嬉しい気持ちでいっぱいでしたが、当時の私はラオスとは一体どこにあってどんな国なのか全く知りませんでした。派遣が決まってから、ラオスについて調べてみると、貧困層の多い国、マラリアやデング熱が流行っている国といった良くない情報ばかりで、ラオスに行くのが正直すごく不安でした。


 実際ラオスへ行くと、とても親切な人が多く、派遣前の不安な気持ちを忘れるほど温かい国でした。派遣中JICAやNGO団体など、日本がラオスへ行っている国際協力の現場を視察しに行ったり、青年海外協力隊員の方々と交流したりしました。ラオスでの一番の思い出は23日のホームステイです。私達はナー村という小さな村に行きました。ナー村はまさにタマサート言われる自然と共生した素敵な村でした。村には子供がたくさんいて木登りやセパタクローをして遊びました。


また、日本から持っていったおりがみ夜遅くまで夢中になって遊んだことがすごく楽しかったです。子供たちも興味津々で一緒になって遊んでくれました。ラオスは主要語がラオス語で英語があまり通じない国だったのではじめは分の意思を相手にちゃんと伝えられるかどうかとても心配でしたが、子供たちとも遊ぶことを通して心を通わせることができ、ホストファミリーや村の人ともジェスチャーや絵を使ってコミュニケーションをとることができました。想像以上に言葉がなくても意思疎通を測ることができとても驚きましたが、そこにはいつもラオス人の優しさがあったから私も自分ことを上手く伝えられたと思います。


現地の人との交流を通して、コミュニケーションは相手の伝えたいことを知りたいと思う気持ち、自分の思いを相手に伝えたいという気持ちがすごく大切だと学びました。また、笑顔だけは世界中のどこへ行っても共通するものだと感じました。11日間どこへ行くにしてもラオス人の温かさを感じ、日本とは違う様々な文化や慣習に触れることができ、一日一日たくさんの学びがあり、本当に濃い11日間でした。しかし、中には衝撃的なこともありました。救急車が公費で動いていないことや、ゴミの処理をする場所や技術がない所もあり、ある地方の病院では注射針を土に埋めたりしていると言っていました。ホームステイ先でも村の人たちはゴミを捨てる習慣がなく、普通にゴミを道に捨ていました。また、ナイトマーケットへ行った時に物乞いをしてる人もいて、追いかけられたり、手を掴まれたりすることもあってショックを受けました


 この派遣を通して私は多くのことを学びました。何よりも人とのコミュニケーション言葉より大切なものがあるということ、気持ちがすごく大事とうことを感じました。また、この事業に出会うまで私はラオスの存在すら知りませんでした。ラオスへ行くと、そこには多くの日本人がいて、日本がラオスへの支援活動を行う国の中でトップであるということを初めて知りました。このとき自分自身の知識が増えたことだけでなく、今まで見てきた自分の世界の狭さを痛感しました。派遣を終えては、たちもっと世界を見て視野を広げるべきだと思いました。


それが私たちできる一番の国際協力だと思います。困っている人、苦しんでいる人の存在に気づき、その人のためになにかしたいと思う「気持ち」が一番大切だと思います。世界に目を向ける。それが私たち世界人の一人として界の幸せのためにできることだと思います。


【派遣生徒の感想文】「国際協力を見て感じたこと」 沖縄尚学高等学校 3年 勝連俊太朗

投稿者: oicYOUTHs 管理者

国際協力を見て感じたこと

沖縄尚学高等学校 3年 勝連俊太朗

 私が今回おきなわ国際協力人材育成事業に参加してラオスでの研修で体験したこと、学んだことを踏まえて感じた事は大きく分けて3つあります。


1つ目は、ラオスで起きているひとつの問題について考えてみると、様々な原因が重なって起こっているという事です。例えば、ラオスにおける医療の環境について考えてみると5歳未満死亡率が1000分の85人と非常に高くなっています。これには、道路が未整備のため病院に行けなかったり、救急車を呼ぶのに自分でお金を出さなければならなかったりするなどの問題があります。個人や家庭の原因よりも社会的背景などの環境要因が大きいと思います。また、ホームステイ先の村では、小学生が当たり前のようにオートバイに乗っていました。日本だと考えられないだと思います。しかしよく現状を観察すると、道路にアスファルトがひかれていない未設備な道が多く、自転車では上手く進めなかったり、バスなどの公共交通機関がなく、移動手段を自分で確保するしかなかったり。等のいろいろな問題が重なって起きている事だと感じます。改善するには1つひとつの小さな問題を解決していく必要があるとわかり、問題解決の難しさを感じました。


 2つ目は、誰もが暮らしやすい社会を作り開発を進めるためには、政府からの支援の他にも様々な視点からの支援が必要であるという事です。派遣前の私は、なぜNGOの支援が必要なのか疑問に思っていましたラオスでは実際に職業訓練や障害者就労支援を行っている施設を視察しました。そこの住民が暮らしやすくなるためという視点をもつNGOの支援と、政府からの国レベルでの幅広い支援とを合わせることが重要です。NGOは地域社会の抱える課題に根ざすことで具体的な支援を行うことが出来ると感じました。職業訓練校の視察中に、日本のNGOからの支援であるにも関わらず、日本人よりもラオス人と意思疎通を取りやすいタイ人の教師を雇って美容師のコースをつくったという話を聞きました。この話を聞いて、それぞれの地域のひとの生活や文化に合わせた支援を行う事でその地域の人が本当に必要としている支援を行えるようになるのだと感じました。


 3つ目は、人に教えるということは、支援を受ける側がいずれは支援なしで自立してできるようになるように手伝うことであるという事です。これは、ラオスで活躍している日本人の方の多くの人が仰っていたことですが、国際協力以外でも当てはまる物がたくさんあります。私は、ホームステイ中にこのことを強く実感しました。私は村のたくさんの子ども達に折り紙を折ってあげました。すると「もっと作って」という声がたくさん上がりました。最初は自分で折った方が効率が良いと思い、自分で折ってあげていましたが、作り方を教えてあげればこの子ども達は自分がいなくなっても折り紙をすることができると思い、作り方を教えて一緒に作りました。すると、自分で作れる子ども達も出てきて、最終日まで折り紙で遊んでくれたのを見て嬉しかったです。この体験は単に子どもとの遊びの体験に過ぎませんがこれを派生して考えると時間はかかっても相手が自立してできるようになるための支援をすることがとても大切であると実感することができました。


 私が今できる最大のことは、この研修を通して見たこと、感じたことを私の身近なところ発信して開発途上国について多くの人に興味を持ってもらうことだと思っています。そのため、友達や周りの人に体験したことを伝えていきます。また、ラオスで活躍している日本人の方の活動を見て、私も途上国支援に携わりたいという気持ちが強くなりました。将来、私は途上国の医療サービスを向上させる活動をしたいと決意しています。そのためにさらに私自身が世界の社会情勢や子どもの育ちに対する関心を高め、視野を広げて、多くの人に国際協力について発信できる人材になれるよう頑張っていきます


【視察先・訪問先】日本大使館

投稿者: 金城 優李

研修10日目
今日でラオス滞在最終日になりました。
本当に濃い11日間がもう終わりに近づいています。
今日は日本大使館を訪問し、大使からお話を伺いました。私たちのラオス滞在中に感じたことを大使に伝えたり、ラオスの魅力と課題について学ばせて頂きました。そこでラオスと日本は深い繋がりがあること、またラオスが日本はラオスの1番の開発パートナーとおっしゃってくれてると知り、とても嬉しかったです。ですが、それに対し日本はラオスのことを知らないという現状があります。私たちの中にもこれまでラオスについて知らなかったという人はいました。だからこそ私たちはこのプロジェクトで経験させて頂いたことをレポーターとしてたくさんの人に発信することが重要だと改めて感じました。それだけでなく私たちが将来国際協力活動をする上での参考になりました。

次にフェアウェルパーティを開き、この11日間の滞在中に訪問させていただいた訪問先の方々と昼食を食べました。
そこではラオスチーム16名が一人一人このOICのプロジェクトで学んだこと感じたことを発表しました。16名全員が成長出来たところ、国際協力に対する感想や決意を伝えることで自分たちの成長を実感したと思います。
また、国際協力NGO・IV-JAPANの冨永幸子さんからの言葉で、「自分のやりたいことをやれることはとても幸せなこと、だからやりたいことがあるなら目標をもってやり続けることが大切。それをやり遂げるには人との繋がりを大事にしてください。」というメッセージがとても心に残りました。私たちはOICのプロジェクトを通してたくさんの人に出会いラオスのあたたかさに触れました。この出会いを大切に、またこの成長と16名一人一人が再確認した目標に向かって精一杯頑張ります!!
そして、この学びとラオスの魅力をたくさんの人に伝えていきます!!

大使館では写真撮影は禁止されているので、今回の写真はフェアウェルパーティの様子です。

【視察先・訪問先】IV JAPAN 職業訓練校・ADDP

投稿者: 金城 伶奈

ーー研修9日目ーー
あっという間に9日がたちました!!こんなにも
短く感じ、濃い1日1日は毎日が学びです!!!

今日は、今まで見てきたJICAの協力とは異なる、NGOの活動をみてきました!
IV JAPAN 職業訓練校訪問では、ラオスが熱帯気候であること、モンスーンが多いことを生かして木を輸出していたものを、木で物を作りmade inラオスにして輸出することで付加価値を上げようと、技術支援していました。選抜されたラオスの木工の先生たちに、日本の木工専門家が技術支援をすることで、今まで見てきたJICAの支援とは違い国の方針に沿ってするのではなく、指導する人を指導することでいい循環だなあと感じました。
職業訓練校創設者の冨永幸子さんとは、私達がホームステイするつもりだったアッタプー県の話もできました。冨永さんが30年も作り上げてきた職業訓練校を研修し、NGOとラオスについて聞くことができました。

2つ目にADDP、ラオスでたった1つしかない障がい者就労支援施設へ行きました。障がい者の割合は17人に1人と呼ばれていて、決してマイノリティーではないのに、ラオスで障がい者が働ける施設は1つしかないと聞き、福祉の面ではまだまだ支援が足りていないんだと感じました。また、ラオスの国が行っている障がい者センターは月55万キープもするので、国民の6割が貧困層だと言われているラオスではとても高い金額です。まだまだ偏見が多く、ダウン症の方々は引きこもる事が多いそうです。しかし、ADDPの団体の活動で少しずつ ダウン症や知的障害者と呼ばれる人たちも楽しく仕事をし、やりがいを感じているそうです。ここで私が感じたのは、明らかにダウン症である人が医者に自閉症だ、と診断を受けたなどという事例を聞き、福祉だけでなく医療も加わってきて、問題は多くのことが密接だなあと実感しました。

今日のこの視察で、NGOとJICAの違いを考え知ることができました。ファシリテーターの大山さんがおっしゃっていた、【誰か1人が動けばみんながついてくる】という言葉がとても心に染みました。それは、NGOをやっている人たちは、自分が必要だと思ったものを自分たちで動き出すから、もっと現地の人と密着になる。だけど、NGOもJICAも必要でどっちもあるから国際協力って地道だけど成り立っていくと話を聞き、自分にできることを考えることが出来た1日でした。

今までの研修の中で、意見交換の時間に様々な視点からの意見が飛び交い私の中の固定観念や考えが広がることがとても楽しいです。

残りあと1日。ラオスをこんなにも好きになると思ってませんでした!ラオスを好きになっただけで帰るのではなく、まだまだ国際協力について考えて過ごそうと思います!!

 

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