レポート

最高の医療を与える救命士

投稿者: 福地 鈴美

今回の事業に参加した理由は、夢である救命士に近づけると思ったからです。中でも、救命士になり国際緊急援助隊として他国に貢献するという目標があります。この事業には、私の夢が掛かっていると思い参加しました。

私は交流など人と関わる事がとても得意です。ですが英語を話すこと、聞いて理解することが苦手で今まで逃げていました。

でも今回の事業を通して、言葉が通じなくても人と関わる事の楽しさや大切さ、世界をより良くするため救命士の夢を持つ自分に何が出来るか、沢山考え悩みとても良い機会になりました。

フィリピンに行く前の私は、治安の悪い国、貧しい国、物が買えない、また、医療技術が乏しいために狂犬病やデング熱で命を落とす人がいる可哀想な国だと思っていました。

発展途上国で貧困国のフィリピンに行き、この沖縄から世界へもっと視野を広げ色々な現状や課題を直接肌で感じたい、医療や、環境について知り夢を叶えるための力をつけたいと強い思いを抱き研修に挑みました。

フィリピンに行くと、都市部と地方で貧困の差が激しい事を目にすることが出来ました。多くの視察先の中から印象に残った場所は地方に在するパヤタスという貧困地区です。その地区にはゴミ山があり残飯をあさってご飯をになる物を見つけ与える親、使えるものを売って収入を得る子供達などがいた事を知り日本では有り得ない現状だと感じました。同じ事を二度と起こさないようにNGOソルトパヤタスさんは過去の事情を多くの人に理解してもらい家庭に足を運び支援を行っているそうです。私も実際に家庭に足を運びました。建物はとても狭く家具はゴミ山から集めた物だらけで幸せな暮らしを送れているのかなと疑問に思い尋ねてみました。その質問に対する答えはとても素晴らしいものでした。学校に通えなくても、お金がなくても、家族さえいれば良いと言う考えでした。私達は当たり前のように学校に通え勉強ができている事欲しいものを買えたり、それが実はとても恵まれていることに気付かされました。親が汗をかき働いているからこそ、物も買えたり、不満のない暮らしを送る事できているので家族や親の大切さを改めて考える事ができました。

 それから、医療が行き届いていないことを知り今その課題を解決する事は難しいが心に秘めこれから途上国の医療問題について考えて行きたいです。

1番思い出に残ったのは、23日のホームステイです。通訳士がいない中でのホームステイはとても不安でした。英語が苦手で言葉が通じない環境の中、ペアの友達に頼りながら頑張ってコミュニケーションを取りました。全然英語が出来ないことを実感しとても悔しかったです。でもホストファミリーは私が英語を苦手な事を理解してくれてとても優しく暖かく接してくれました。それから私たちを家族のように接し迎えてくれました。現地の人たちの暮らしは、とても貧しく感じました。風呂は雨水を利用し、トイレは水圧が弱いためペーパーを流せない、悪天候が続くと停電する、野良犬が至る所におり狂犬病が身近に存在する、医療が充実していなく感染にかかりやすいなど、多くの課題がありました。ホームステイ先の村には幼い子も沢山いてとても、心配でした。ですが、その子達はとても元気で明るくわたし自身が勇気付けられました。その子達の笑顔を大切にしていきたい、これからも守っていきたいと強く決意しました。

私達の生活が豊かで裕福な事、医療が進んでいる事、安全な暮らしを送れていること、環境に恵まれ育っていることに気づきました。

それから、貧しい生活を強いられている分家族の温かさを感じる事ができました。今のわたしにとって不足している部分だと思います。

私は学校やバイトを行っており家族と一緒にいる時間が少なくなっているので家族で地域の行事に参加したり日頃から一日の出来事を話したりもっと家族の時間を大切にして行きたいです。そして、将来は発展途上国のような医療が充実していない地域でも最高の医療を届けられる立派な救命士になりたいです。今自分に出来ること、ボランティア活動に積極的に参加し人との関わりを大事にしながら視野を広げていきたいです。今から出来ることを頑張ります。

 

 

 

「小さな一歩から未来を創る」

投稿者: 田場 女偉

道路に響き渡るクラクションの音に、その脇に散乱するゴミとそれを拾う人。高いビルが建ち並ぶ地域もあれば、ゴミ山で暮らす人々や犬の群れたち。私がフィリピンを訪れたときバスから見えた景色はこのようなものだった。

 二〇一九年夏休みの十一日間、私は「国際協力レポーター事業」というプログラムの一環でフィリピンを訪れた。フィリピンは現在も経済成長を続けている発展途上国のひとつである。初の海外渡航ということもあり、私はとても緊張していたが、多くのことを学べるという点で好奇心に満ち溢れていた。

 その中で、オロンガポ市という場所にあるパブリックマーケットを訪れた時のことだ。

マーケット見学をしているとき、ふと異変を感じ、斜め下を見下ろすと、一人のおばあさんが私に向かって手を伸ばしていた。「物乞いだ。」即座に私は理解した。そのおばあさんの腕は、複雑骨折をしたかのように変形していて、とても痛々しいものだった。物乞いに会うのは十六年間生きてきた中で初の経験だったということもあり、強い衝撃に耐えられず目を背けてしまった。マーケットには買い物客も多くいたが、このおばあさんのようにお金を人々にせがまないと生きていけない人もいる。フィリピンにおける貧富の格差を目に見えて実感した瞬間だった。私は「おばあさんにお金を渡してあげたい。」という感情が湧いた。しかし、本当にそれがおばあさんの為になるのだろうか。私がお金を渡したところで、そのお金が底を尽きるとまたおばあさんは街に出て物乞いをするだろう。最終的には同じことの繰り返しで、根本的におばあさんの役に立つことにはならないと感じた。この瞬間、私はとても自分が不甲斐ない生き物のように思えた。私はこのおばあさんと接し、つらい現状を目の当たりにしているのにも関わらず、何もしてあげることができない。そのことがとても苦しかった。今まで過ごしてきた日本での生活がどれだけ贅沢であったか、どれだけ幸せだったかということを、身をもって知った。

 このような人は世界を見渡せばきっとまだまだ沢山いるだろう。私が見た、フィリピンの状況を支援するだけでは、世界の貧困問題は変えられない。世界全体をより良くする為に、私たちには何ができるだろうか。フィリピンで訪れたNGO団体の担当者にこのような言葉を教わった。「Think global,Act local」地球規模で考え足元から行動するという意味だ。私はこの言葉を、「私たちに出来ることは限られているからこそ、地球規模で考えたことを自分の身近で実践することでいつか世界に羽ばたかせていく。」というふうに捉えている。私はまだ学生だ。現実的に考えて、出来ることのスケールの大きさや、それに費やせる時間とお金は大人よりも限られている。だからこそ、この言葉の意味を日々の生活の中で生かしていきたいと思う。私はフィリピンで物乞いのおばあさんと出会った経験だけでなく、十一日間を通して、感じた異文化や人間性の違いを身近な人やSNSを通じて沢山の人と共有しようと思う。これは学生の私でも容易く出来ることだ。ひとりでも多くの人に、世界にはまだ貧困に苦しむ人がいることを知ってほしい。そうすることで、私の知恵だけだったものが、たくさんの人の知恵を世界の為に使えるようになるだろう。私に出来ることは、人に伝えるというごく普通の小さな一歩かもしれないが、それがきっかけで世界を動かせる考えが誰かから生まれれば、それは大きな一歩へと変わると私は考える。より良い世界を創り上げる為の一歩はそう難しいものではないのかもしれない。私はレポーターとしてこの経験を多くの人に伝え、国際協力についての関心を持つ人が増える未来を願う。

那覇国際高校 大兼梨奈

投稿者: 大兼 梨奈

私は今年の夏、「国際協力レポーター事業」で11日間フィリピンへ派遣されました。フィリピンへ行くのは今回が初めてで、現地でどのような支援や国際協力が行われているのかあまり知りませんでした。しかし、現地で様々なNGO団体を視察していくと、現地で活動している日本人は皆、フィリピンの人を支えたいという優しさと情熱を持って活動していることを知りました。

 フィリピンでの11日間の中で沢山の視察を行いましたが、私が特に印象に残っている視察先は二つあります。

 一つ目はNGO「アクション」です。この団体は主にストリートチルドレンの支援を行っていて、孤児院の運営や子供たちへの職業訓練を行っています。ストリートチルドレンの子供たちは、教育を十分に受けてないことが多いうえ、家庭内のトラブルによって心に傷を抱えている子が多くいます。そのような子供たちに社会で働くときのスキルを身につけてもらうため、そして子供たちの心の傷を癒やすために美容師やセラピストなどの講師を呼んで、子供たちに職業訓練を行っています。私たちはこの団体が運営している孤児院も訪問し、子供たちと交流しました。子供たちは皆、笑顔があふれて人なつこくて、とても心に傷を抱えているようには見えませんでした。そんな子供たちを見て私は、この子たちの笑顔と心の平穏は絶対に守られなければならないものだと強く思いました。団体の代表の横田さんは高校生の時に、フィリピンのストリートチルドレンの現状を目にし、団体を設立しました。横田さんは、「やらないよりはやったほうがまし」という精神で現在までの二十五年間、団体を運営し、様々な活動を展開させてきました。私は横田さんの精神とこの言葉に感動し、自分も将来はこんなかっこいい大人になりたいと思いました。

 二つ目の視察先は、NPO法人「フェアトレードレストランユニカセ」です。この団体は、恵まれない環境で暮らす青少年たちが職に就き、生活環境を改善することを目指し、青少年育成事業を行っています。私たちは団体が経営するレストランへ行き、スタッフと交流をするとともに、代表の中村さんのお話を伺いました。以前、この団体は「学校に行けない子供たちを学校に行かせる」ことをしていましたが、無意識のうちにそれが最終目標となり、学校を出た後の支援が不十分になってしまっていると気づきました。中村さんは、貧困層の家庭で育ってきた子供たちは学校を出ても働く意思がないことから、職に就かずに貧困生活に戻ってしまうというケースに何度も遭遇しました。そこでレストランを立ち上げ、青少年スタッフを雇うことにしました。中村さんは、心に傷を抱えている子供たちには、心の教育と安心して働ける場が必要だと話していました。私は、これはNGO団体アクションと共通しているところだと感じました。また、中村さんは誰かを支援するときには「自分のことを大切にしながら他の人を助ける」ことをずっと心に留めていると話していました。そうでないと百パーセントの力で他人を助けることが出来ないからです。私は、自分のことを確実に出来ていないのに人のことを手伝う癖があるので、この心構えは私も持っていたいと思います。

 この二つの団体からは、誰かを支援するときに大切な心構えを学ぶことが出来ました。私は小学生の頃から、自分も何か発展途上国で支援をしたいという思いが強くあります。また、子供の成長や発達障害についても興味があるため、将来は特別支援学校の教師として発展途上国で働きたいという夢があります。

 今回の研修では沢山のNGO団体などを訪問することで、自分が海外で働くときの具体的な将来像が見えるようになったうえ、沢山のかっこいい大人たちの話を聞くことで、自分の夢を叶えたいという思いがよりつよくなりました。私も横田さんや中村さんのように、誰かを助けたいという優しさと精神を大切にし、かっこいい大人になりたいです。

素敵な大人に出会えた11日間

投稿者: 神谷 萌花

今回の海外研修で私はたくさんの講義を聞き、現地の生活を体験してとても貴重な体験をさせてもらいました。そしてその全ての経験が私にとって刺激であり、これからの人生を変えてくれそうなものばかりでした。

 まず、NGOアクションの横田宗さんの講演を聞きました。

 横田さんは高校3年生の時に初めてフィリピンを訪れて発展途上国に行き、帰国後すぐにこのNGOアクションという団体を立ち上げ、子供たちを支援する活動を始めました。貧困の子供たちの中でも特に過去に虐待などトラウマを持つ子供たちの支援に力を入れました。ダンスや空手をして過去の怖さを忘れさせる活動を進めています。私は一度フィリピンに行った時に「貧困」というものを目の当たりにしてどうにかしたいと思ったものの、高校生の私にできることはないと諦めていました。でも横田さんはどうにかしたと感じた瞬間に行動を起こしていてかっこいいと思いました。携帯もネットもない横田さんの高校生時代はフィリピンで見てきた世界を日本の人に伝えるというのは難しいことだったにも関わらずあらゆるところに連絡して講演してNGOの支援を受けたりしていました。その行動力につながったのが横田さんの「やらないよりやる方がマシ」という考え方でした。やらないで後悔するよりはやって後悔するという言葉はよくききますが、いざ実行している人は今までで見たことがありませんでした。横田さんは、「今発展途上国を助けたい」と思ってすぐにNGO団体を作り、「今子供たちにダンスが必要」と感じてダンスを教えられる先生を探してすぐに連絡を取りました。この「今行動を起こす」という行動はなかなかできる人はいません。私のようにやりたいと思っても「私には無理」とか、「まだやる時期じゃない」と諦めている人が多いと思うので、彼の言葉は私の未来に何か影響を与えてくれると思いました。

 次に、ネグロス島を案内してくれたマリさんという女性に出会いました。マリさんは講演をしていないのですが、私達がネグロス島にいる間のファームツアーや工場見学の説明と通訳をしてくれました。その時、マリさんはいつも農場の持ち主や工場で働いている人から説明を聞かなくても私達にその農業のやり方や特徴、工場の仕組みについて教えてくれました。マリさんはネグロス島のビクトリアス市で活動している日本人です。だから、ビクトリアス市のことについて知っているのはわかりますが詳しすぎます。また、工場はビクトリアス市にあるわけではないのにとても詳しく教えてくれました。一緒に沖縄から来たスタッフの人になんでマリさんはこんなにいろんなことに詳しいのか聞いてみたら、「興味あることをたくさん調べていたらたくさん知識を得た人だと思う」と言われました。その瞬間から私は彼女をとても尊敬するようになりました。私はディズニーにとても興味があり、他の人よりも知識が豊富な自信はありますが、ディズニー関連だけど遠いところの話はあまり知りません。でもマリさんは興味のあることに少しでも関連することは興味を持って調べて知識を蓄えているようでした。私もマリさんのようにいろんなことに興味を持って知識豊富な人になりたいと思いました。

 私の今までの将来の夢は発展途上国を支えていくことでした。でも青年海外協力隊やNGONPOは規模が小さくて嫌、外交官は事務処理みたいで嫌と自分が何になりたいかわからないままでした。しかし、今回の研修でこの小さいこと1つ1つが大切で、自ら行動しないと何もかなわないということに気付きました。OISCAという場所にお邪魔した時、ある言葉を聞きました。「Think global, act local」。この言葉をこれから大切にして自分がやりたいことを行動していきたいと思いました。

小さな一歩

投稿者: 新屋 妙果

私は、高校一年生の頃から時々テレビやSNSで青年海外協力隊の方たちの活動を見ているうちに興味を持つようになり、いつか自分も発展途上国に行って自分の目で現地の様子を確かめたいと思うようになった。

発展途上国と聞くと、貧しくて住む家がなく、十分に食事もできないかわいそうな人々を多くの人が想像するだろう。私も発展途上国の一つであるフィリピンに行くまではそう思っていた。しかし、実際に行ってみると違和感を覚えたのだ。出会ったフィリピン人一人ひとりが、貧しさを感じさせないほど幸せそうに見えたからだ。その背景には、日本のNGOやNPOの支援があってこそのものだと感じた。

 フィリピンに到着して、バス移動で初めて見る光景に驚いた。交通マナーの悪さもそうだが、路上で寝ている人や道路の真ん中でものを売る人、裸で走り回る子どもを見て貧困の現実を目の当たりにした。また、パヤタス地区で小さい子どもたちが大きなゴミ袋を持ってゴミを集めている光景を見て本来なら学校へ行って勉強をするはずの子どもたちも、家庭が貧しいため働かざるを得ない状況であることを知って衝撃を受けた。その子どもたちに教育を受けさせるために、NGOソルト・パヤタスは子どもたちのお母さんにライフスキルの支援を行っていると知り、とても大事なことだと思った。また、現地体験プログラムを実施していて、多くの人に現状を知ってもらうのは大切なことだと思うので、私もそこで見たものや感じたものを伝えていきたい。

 フィリピンでの環境活動現場に訪問した時、NGOイカオ・アコでマングローブの植林体験を行った。体験する前は難しそうだと思っていたが、現地の方々がリードしてくれたお陰でとてもスムーズに植えることができた。このマングローブは約4~5年で大きくなるそうで、自分の植えたマングローブが大きくなって自然災害からの影響を防ぐのに役立つと思うととても嬉しい。この活動には観光客も参加できるそうだ。この活動が盛んになれば、植林も活発になると思うのでいろんな人に体験してもらえるように私自身も発信したいと思う。

 今回のプログラムを通して、国際協力の大切さや、大変さを学んだ。身近な人が困っていたら助けてあげるのと同じように、世界の他の地域の人が困っていたら助けてあげなければならない。しかし、貧困だからといってかわいそうなどといった偏見をもってはだめだと感じた。彼らには彼らなりに幸せに暮らしている。それを私たちの感情だけで干渉しすぎるのはよくない。ただ支援してあげるのではなく、寄り添ってお互いに成長していくことが国際協力には欠かせないことだと学んだ。貧困は今では、地球全体の課題でもあると思う。一人ひとりが意識を高めることが必要なのではないか。お金を募金することが一番身近な国際協力の方法だと思うが、ボランティアに参加することでもいいと思う。私も実際にマングローブの植林を行ったことで、もっと国際協力がしたいという意識も芽生えた。こういう一つ一つの積み重ねが大事だと思う。また、現在はSNSが発達していて現地に行かなくても子どもたちに勉強を教えることだってできる。一見、国際協力と聞くと難しそうに聞こえるが、視野を広げて考えてみると私たちにもできることが見つけられる。それが例えどんなに小さいことでも長い目でみて諦めなければいつか大きなものになると思う。よりよい世界を目指して、私たち一人ひとりの小さな一歩がいつか世界を変える力になると信じて、この経験を活かしてこれからも学び続けていきたい。

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